短編

□威勢がいいね
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最近の俺はどこかおかしい。それが何故か最初は分からなかった。でも今なら分かる。
だが、あんな風に・・・!!
許さんっ楸瑛!!

「絳攸様、藍将軍今日は少し早いんですね」

邵可邸へ入ると中から明るい少女、紅 秀麗が迎えた

「やぁ秀麗殿、お邪魔するよ」

「あ、あぁ邪魔する」

秀麗を見ただけでドキドキする。何故かは分かっているが・・・

「それはズバリ恋だね」

そうはっきり言われると困惑してしまう

「何度も言ってるじゃないか。君は秀麗殿が好きなんだよ。今はもうその気持ちに気付いてるみたいだけどね」

「俺が秀麗をす、すすす好き・・・・・・」

赤くなって呟く絳攸に楸瑛はクスッと笑う

「後は告白するだけだね」

「こ、ここ告白!?何でいきなり・・・ハッ」

その時絳攸は2つの殺気を感じた。一つは真向かいから・・・・・・

「吏部侍郎はお嬢様の何処が好きなんですか?」

笑顔なのに間違いなく静蘭からは殺気が放たれている

「そういえば何処が好きなんだい?」

「明るくて元気で他の女と違って傍にいると安心するというか・・・///」

楸瑛は此処だけ春だな〜と笑いを堪えていた。ここで笑ったら殴られそうだ
もう一つの殺気は背後の扉の陰から流れだしてきていた。何時扇が飛んでくるのかとビクビクしている絳攸に楸瑛は押し殺した声を出して笑う

「楸瑛、何が可笑しい?」

絳攸は拳を震わせ楸瑛を殴ろうとした、その時

「皆さんお待たせしました。」

秀麗が料理を運んできた。秀麗の登場に戸惑う絳攸は見ていなかった。楸瑛が二人を見て悪戯に微笑んだその顔を・・・・・
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