短編
□チョコの行方
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部屋の中には劉輝と楸瑛、絳攸、静蘭、そして何故か燕青までもがいた
「それは本当なのか?静蘭、楸瑛?」
劉輝が真剣な表情で尋ねてくる
「はい。お嬢様が昨日、チョコというものを作っていました」
「遠い地方では二月十四日にバレンタインというものがあり、その日好きな相手にチョコを渡すとか・・・」
「ということは秀麗は・・・秀麗には・・・」
好きな人がいる!!!?
「誰なのだ!?」
「誰だろうね。静蘭、君なら・・・」
「わかりませんよ」
「どうせ聞くのが恐かったんだろ〜」
静蘭は燕青を睨み付けた
「秀麗のことだからな・・・邵可様にあげそうな気が・・・」
絳攸の言葉に皆「ありえる・・・」と呟いた
「でも気になるのだ!余以外に渡すのは許さん!」
「まぁまぁ、でも気になるね」
「そうですね」(いざとなったら妨害しますけど)
「俺も欲しいな〜」(静蘭に殺されるかもだけど)
「俺は別に・・・」
少し朱くなる絳攸に「もう分かってることなのに・・・」と思った
「さて、今日の仕事も終わったし、コレ・・・渡さないと///」
秀麗の手の中にあるのは小さな箱。可愛くラッピングされたソレの中にあるのは甘いチョコ
「受け取ってくれるかしら・・・」
急ぐはアノ人の元
好きな人・・・
その人は・・・
〜分岐点〜
劉輝→2頁
静蘭→3頁
燕青→4頁
絳攸→5頁
楸瑛→6頁