頂き物
□君に夢中
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君に夢中
H.side
君は毎日ここに来る。
最初は何度も何度も殴って傷をつけた。
それでも君は、ただ笑って、決まって僕とお昼を食べた(嫌だったけど。)
いつからか、
君がいるのが普通になった。
いつからか、君がいないと落ちつかなかった。
雷が鳴れば、君はすぐに来てくれた。
大きな腕で、僕を抱きしめて、ずっと側にいてくれた。
勉強を教えてくれと来た時、君の馬鹿さかげんに呆れておもわず笑った。
そしたら君は、僕なんかよりも楽しそうに笑ってた。
初めて一緒に帰った時。
帰り際に、また明日って言われて時間が早く進めば良いのにって思った。
他の人なら感じないのに(むしろ不愉快)君にだけ感じる。
この、気持ちの正体は、
end.
(そろそろ気付くかもしれない)
【Y.side→】