頂き物

□君に夢中
1ページ/2ページ

君に夢中




H.side

君は毎日ここに来る。
最初は何度も何度も殴って傷をつけた。
それでも君は、ただ笑って、決まって僕とお昼を食べた(嫌だったけど。)

いつからか、
君がいるのが普通になった。

いつからか、君がいないと落ちつかなかった。


雷が鳴れば、君はすぐに来てくれた。
大きな腕で、僕を抱きしめて、ずっと側にいてくれた。

勉強を教えてくれと来た時、君の馬鹿さかげんに呆れておもわず笑った。
そしたら君は、僕なんかよりも楽しそうに笑ってた。

初めて一緒に帰った時。
帰り際に、また明日って言われて時間が早く進めば良いのにって思った。


他の人なら感じないのに(むしろ不愉快)君にだけ感じる。
この、気持ちの正体は、

end.


(そろそろ気付くかもしれない)


【Y.side→】
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ