DEVIL SUMMONER
□PrologueV
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「もうすぐ夏休みが明けますから」
「…そうですね」
「不正ですか…」
「さっきからコーヒーの一つも注文しやしない」
「それはいけませんね…」
「まだやります?」
「実はですね。僕、結構運が良いんですよ」
「まさか!」
「ガラス越しに相手のカードを見てやがる」
「…まだやります?」
「いやぁ、助かりましたよ。ゼノ」
「だろ!?」
「姑息な真似をするからですよ」
「手段は同じですよ。」
「ポーカーですか。面白いですね」
黒なら
赤なら
「どうぞ。」
「コリンくん。ゼノくん。よくやってくれた」
「助かったよ、コリンくん」
「また、不正があったら呼んで下さい」
「さすがワードナーさんとこの息子だねぇ」