DEVIL SUMMONER
□EpilogueⅠ 悪魔の喜劇～前編～
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始業式は無事に終わって､クラスのみんなは宿題を集め始めていた｡
ソアラも宿題を提出するために､急いで鞄の中に手を入れて探す｡
(国語のノートは…これかな?)
ソアラはやや分厚い物を手で掴み､取り出した｡
残念ながら､それは国語のノートではなかったが…｡
(これは…友人のお母さんから預かったレポートだ)
｢あの子が頑張って書いていたレポートだから､先生に渡してほしい｣とのことだった｡
見てもいいと言われたので､参考に何回も読み直したものでもある｡
文章が綺麗に纏められた読みやすいレポート｡
真実を見たソアラでも､まだそこに秘められた全てを解ってはいない｡