DEVIL SUMMONER

□PrologueT 弱気な殺人犯
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「…ワードナー刑事」

「しっかし、まさか依頼人が人殺しなんて」

それで今

墓地に来ている。


「僕が殺人犯…どういうことですか?」

唖然だ。

ポカンとした


その表情があまりにも滑稽だったのか、若い警察官は笑いながら内ポケットからしわくちゃになった紙切れを出した。

「あんたなー、こっちにゃコレがあんだよ」


────逮捕状だ。



しかし、そこには間違えなく──シェマント=レオルド──僕の名前が書かれている。


急激に襲ってくる焦り、

平然を装って。

そうだ…第一、心当たりがない。

「待って下さい! これは…誤認逮捕です!!」


「詳しいことは後から聞こう。」
「──────!」

冷たい金属が音をたてて填められた。

──とある犯罪者はこう述べていた。


殺人犯は手錠を填められたとき、初めて絶望を感じるのだという。
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