キョン*ハルヒ
□ダカーポ
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「……好きだ……」
「……知ってるわよ」
ハルヒは暴れるのを止め、じっと俺に抱かれている。
ぼそぼそと喋る度、吐息が耳に懸かってハルヒを感じた。
「知ってる。キョンが私を好きな事。知ってるよ」
私もキョンが好き。
そう言うと、ハルヒは俺の頭を腕で優しく包んだ。
俺はぶっ壊れたステレオコンポみたいに、同じ言葉を繰り返した。
こんなのでハルヒに想い全部が伝わる訳ないと思いながら。
好きだ。
好きだよハルヒ。
大好きだ。
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