キョン*ハルヒ


□髪と耳
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ハルヒの髪は綺麗だ。
さらさらで柔らかくて、とてもいい香りがする。





“髪と耳”





「き……キョン、」

「なんだ……?ハルヒ」


なんでそんな事がわかるのかというと、ハルヒは今俺の膝の上にいるからだ。
ちなみにここは部室の団長席で、他の3人は見計らったかの様にいない。
で、ハルヒはというと、すっかり縮こまって、いつもの威勢もどこかへ行ってしまっている。
まぁでもこれが彼氏にだけ見せてくれる表情なのだったら、全く悪い気はしないいやむしろ可愛くて仕方がない。


「……そ、そろそろ……降ろして……」

「嫌だ」


ハルヒの髪にキスをする。
唇を付けると、髪のキューティクルの感触がわかってとても気持ちいい。
同じ髪の毛なのに、俺のそれとは全然違う。


「……っ」


ハルヒが息を飲む。
顔が真っ赤だ。
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