キョン*ハルヒ


□ぎゅうぎゅう
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すし詰め。

正にその言葉がぴったりな電車で、俺はハルヒと二人、ゴトゴト揺られていた。





“ぎゅうぎゅう”





何故通学路の違う俺達が同じ電車で揺られているのかといえば、それはハルヒが突発的に思いついたSOS団放課後遠征の為だった。


「まさか不思議も、放課後に探されるとは思わないでしょ?」


朝比奈さんはひぃ、とか言いながらポットにお茶を用意し、長門は無言で本をカバンにしまい、古泉は案の定完璧なるイエスマンでモノポリーを片付けた。
俺だけ反対してもなんとなくつまらんし、別にこの後予定がある訳でもない。

いつもの口癖を言いつつ、俺は腰を上げた。
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