R18……
□おねだり
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俺のハルヒはおねだりが苦手だ。
途中まではエスコート(俺自身、そんなに上手くもないが)してやるのだが、肝心なところで放ってやると、たちまち怯えて何もできなくなる。
そんなハルヒが見たくて、いつも焦らしていじめてしまう。
だって、物凄い可愛らしさなのだから。
“おねだり”
「き、キョン……?」
いきなり愛撫を止めた俺を、ハルヒが戸惑う様に見つめる。
そりゃそうだろう、キスも沢山して、体にも沢山触れて、舐めて、味わって、気持ち良くなって、後はメインだけ、というなんとも中途半端なところで俺は行為を中断したのだから。
「っ……なんで、止めちゃうの……?」
涙目でこちらを見上げるハルヒ。
あーそそる。
しかしここは我慢だ。
この後のパラダイスの為に。
楽しみは取っておくもんだ。