キョン*ハルヒ


□ダカーポ
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「……嫌なら、振りほどいてもいいんだぞ」

「……」


ハルヒはモゴモゴと何事か呟くと、ふいっと横を向いてしまった。
全く、本当に可愛いヤツだ。


「なんだハルヒ?聞こえなかった」

「……嫌じゃないって言ってんの」


ああああもうお前俺をキュン死にさせるつもりか畜生。

ハルヒの手は暖かくて、彼女の熱がそのまま伝わって来ている様だった。
耳も赤いし。
なんだよそのいわゆる、あれだ、「頭隠して尻隠さず」みたいな状況。
可愛すぎるだろうが。
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