キョン*ハルヒ
□ダカーポ
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「ハルヒっ」
「ひやぁ!?」
思わず、人目もはばからずにハルヒを抱き締める。
ハルヒはすっとんきょうな声を上げてじたばた暴れた。
けれど、普段の馬鹿力が思い出せない位に弱々しい抵抗だった。
「キョンっ、は、離して」
「好きだハルヒ」
「……っ!」
首筋に顔を埋めながら言った。
この言葉を言うのも、もう何度目になるのかわからない。
自分の気持ち、想いは、言葉なんかでは説明し切れない。
それでもハルヒに伝えたくて。
俺は何度も恋人に告白を繰り返した。