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□メモ
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「誕生日おめでとう!俺がプレゼントだよ!大事にしてね♪」

かごめ
「いや、それ…剣先輩貰って私にどうしろって言うんですか……要りません。返品でお願いします」


「あうっ…かごめちゃんがキツい…」

朔耶
「フッ…賢明だな。喧しいだけで何の役にも立たん」


「さ〜く〜やあああ!俺結構役に立つよ!役に立ってるじゃん!」

朔耶
「毎年留年スレスレのお前がいつ役に立った?」


「あっ!ちょ、かごめちゃんの前でそんな話出すなよ!」

幸輝
「…まあ剣先輩、力はありますよね」


「さっすが幸ちゃん!俺使える子だよね!」

朔耶
「お前の馬鹿力は日常生活においては全く出番がない」


「あ、あるよ!……部屋の模様替え、とか……?あ、家に鬼が居れば防犯対策ばっちりだよ!超安心!」


「副会長自身が一番危ないんじゃないでしょうか」

幸輝
「…間違いなく喰われるな…」

朔耶
「悪趣味なペットは止めろ。生徒会の品位に関わる」


「ペット前提!?」

かごめ
「だから最初から要らないって―……あ」


「何々?やっぱり俺の事欲しくなっちゃった?」

かごめ
「ファンクラブに…売れば…」


「かごめちゃん!?」

かごめ
「一週間じゃ回転が悪いんで2泊3日くらいのレンタルで」


「そんなリアルな計算すんの止めて!転売禁止!」

朔耶
「…………………。…………そう言えば今年は生徒会の予算がギリギリだったな」


「朔耶さん!?」

幸輝
「あ、そうですね。剣先輩があやかしと派手に戦って校舎ぶっ壊したので修繕費が…」


「ちょ……売られる!助けてかごめちゃん!」

かごめ
「え…私ですか?」


「俺そんな気軽に貸し出されるの嫌だよ!お願い!俺の事売らないで!仕事頑張るし役に立つように色々あの……色々やる!頑張る!だから売らないで!ここに置いて!」

かごめ
「ちょ…やだなぁもう……冗談ですよ。剣先輩が必死だったから、つい普段のお返しをしたくなっちゃっただけなんです」


「あう……かごめちゃんってそんなSっぽい子だったっけ…?」

かごめ
「私が誕生日だから色々考えてくれたんですよね。とっても嬉しいですよ。ありがとう御座います」


「かごめちゃん…!」

かごめ
「お礼と言ってはなんですが……私、剣先輩の為にドナドナ歌いますね」


「あ、これ売られますね」






―――
剣先輩の誕生日ボイスで『プレゼントは俺』みたいなやつがあって一瞬にして妄想したネタ。
乙ゲーボイスを見た瞬間にこれが出て来ちゃう狼魔の思考回路を誰か何とかして下さい。
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