《テキスト》

□Poppy(眠り)
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薄暗い廊下に佇むジャスデロを室内の灯りが朧気に浮かび上がらせる。


『ジャスデロ?どうした、何かあったのか?』


常とは違う雰囲気のジャスデロに、何かあったのかと思い尋ねるとジャスデロは黙ったまま首を左右に振る。
ジャスデロが徐に俺のシャツの端を、弱々しく掴んだ。


『ジャス?』

『…今日、一緒に寝て良い?』


初めてされる頼み事に目を見開くが、
服の端を掴むジャスデロの指が微かに震えているのに苦笑を漏らす。


『……ほら、廊下は寒いだろ?』


頭に手を置き、部屋に招き入れる様に体をずらすと、
ジャスデロは少し驚いた表情をしたが、直ぐに嬉しそうな表情を向けた。



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