《テキスト★裏物》
□Candy
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ロードが飴をくれた。
口の中で甘い甘い飴を転がしてたら、何時もの悪い衝動が、
ザワリと、
うづく。
飴が歯に当たり、口内でカランと鳴る。
直ぐ隣には、愛しい片割れが、自分と同じ様にソファに身を沈めて雑誌を読んでいる。
甘い甘い飴。
(ダメ。ダメ。ダメ。
デビットに怒られちゃう)
でも、
(約束したんだから。)
キス、
(いけないよ。)
キス、
(ダ、メ)
したい。
『ん…っ、…』
気付いた時には、隣に居た片割れ。デビットの体を跨ぐ様に乗し掛り唇を合わせていた。
一瞬目を見開いたデビットに構わず、舌を挿し入れる。
最近ティキの真似して煙草を吸い始めたデビットの口内は少し苦い味がしたけれど、飴の甘さで気にはならなかった。
『は、ッ…ん…ふ、ッ』
微動だにしないデビットを良い事に、口内を貧る。唇を何度もついばみ、舌を挿し入れる。
体が熱い。
デビットへの一方的な口付の熱に酔っていると、不意に腰と頭にデビットの腕を感じた。
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