オリジナル

□夜明け前
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高校の怪談


わたくし、芹川暁は無事高校に入学しました。




アッキー!

な、なんで避けるのさ
当たり前だ!








げっ、アイツ







周りのテンションが上がるのが分かった。彼はにんまり笑った。




ここイケメン率高過ぎだよねー

畜生イケメンは滅べ




芹川暁、お前が入学してくるの楽しみにしてた。

アンタ、ここの会長だったんだっ、うぐっ

顎を掴まれた。

ふーん、今度は口の聞き方を教えないとな。
お前は後輩俺は先輩で生徒会長。


離せよっ、偉そうに

手のかかる後輩だ、これから大変だな





シキ会長ではありませんか。

お前はいつも芹川君のところに現れるな。

そうだ、生徒会入りは考えてくれたか夜?
俺は暁と心霊研究部が忙しいので。

ぐいっと引き寄せられる。え、俺入部決定なの?


後で部室には顔を出す。予算の件についてもあるしな。

それとこいつの任命も考えておくから

ダイジョウブだ、俺の言うことを聞いて動くだけの簡単なオシゴトだからな。

つまり、生徒会の雑務、パシりだ。


はあああああああああっ?!

夜、こいつと一緒なら構わないだろう?実に楽しくなりそうだ。


ちっ、アイツめ。
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