よろず3

□黒バス
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中学時代


そういやさ、同じ1年で入部していきなり一軍に入ったやつらがいるんだろ?

小学校の時は必ず全ての大会において優勝。百戦百勝をかがげる五人の天才、キセキの世代だっけ?

俺一度そいつらと当たったけどボロ負けだったよ、つーかトラウマになるよな。あんなやつらと三年間も一緒かよ。





実績のあるそのキセキの世代と呼ばれた五人は無条件で一軍入りが決定。初日から一軍で練習しているという。

一方黒子は、小学校ではバスケ環境には恵まれず、ひたすら一人で練習に励んでた。ようやく試合らしいものに出られたのは、楽しい思い出どころか、若干トラウマになったあのストバスのみ。
当然公式試合には出たことはなく、実績の無い黒子は三軍からのスタートだった。
だが、来週には昇格試験もあるため、そこで結果を出せば二軍に行ける。公式戦は無理でもユニフォームを貰い、練習試合になら出られる可能性は大いにあるのだ。
そして次は一軍という道がある。

キセキの世代、気にはなるが、今はひたすら練習だと黒子はシュート練習に励んでいた。
放ったボールは綺麗な放物線を描きながらゴールへと吸い込まれていく。
我ながら綺麗に決まったと思った矢先、第四体育館が急に騒がしくなった。

大変だ、今一軍がやべぇことになってんぞ。
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