オリジナル2
□好敵手4
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「ねぇ、ユズ生徒会に入らない?」
「は」
なにをいってるんだ、蓮兎。
「ほらユズはこの間うちの書記を倒しただろう」
「いや、覚えが…あ」
あれか!あのチャラそうな男!あいつ生徒会だったのか!
「ここは権力、武力、学力などさまざまな分野において強きものが頂点に君臨することができるってことは知っているよね」
「興味ない。帰る」
「悪い話じゃないと思うんだけどなぁ」
「っ、ふざけんな。いきなり仕掛けてくる奴と一緒にいられっか」
「へぇ、ユズ少しは強くなったみたいだね」
昔は僕と誉にボロ負けだったのに
蓮兎の拳を受け止める譲。蓮兎は愉しそうに笑った。
「俺は生徒会に入るつもりはない」
そんな面倒なことやってられっか。
第一、この学校くだらないことが多すぎる。
生徒会と風紀委員は対立?しており、一般の生徒はどちらか派についている。そこから親衛隊とかができてくるわけだが、長くなるので割愛させてもらう。一部はどちらにもつかず、グレーゾーンな位置にいるのもいる。自分はまさに後者だ。