妖逆門

□メモA
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はないちもんめ


あの子が欲しい
あの子じゃ分からん

相談しましょ
そうしましょ



「毎回懲りないですね。アンタは…」

「生徒会の仕事をサボって貰っちゃ困るよ、三枝君」

「僕はそんなことしている暇があったらギターの練習をしたいのですが。それに好きでなったわけじゃない」

ここの生徒会は推薦で選ばれるのだ。
余程の理由がない限り、拒否権はない。選ばれた者は強制的に一年間それを務めなければならなかった。

「確か、多聞三志郎君だよね?僕は須貝正人。3年で生徒会長をやっています」

「3年ってことは、先輩?」

「これから少し時間あるかな、生徒会室に来ない?君とお話がしたいなぁ。それにお茶やクッキーもあるよ」

「え、マジで?!いいのか!」

「うん、君さえ良ければ僕は構わないよ。さぁ、行こう」

正人は三志郎の手を取り、生徒会室へと連れて行こうとする。
だが、それをロンドンは阻止した。

「待てよ、僕も行く」

「それは光栄だね、副会長さん」
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