よろず
□ダン戦
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ゲームクリア後
ジンバン
数年後捏造。ちなみにバン♀
イノベーターとの戦いから数年。相変わらずLBXは子供や大人の間で大流行していた。
「あーもう、ジン強すぎだよ」
「バン君も腕を上げたね」
互いに忙しい日々を送りながらも、久々に会えば必ずLBXでバトルをしていた。次会うときまでには必ず装備や戦略も考えて。
今回は負けたが、今のところ勝敗は五分五分ぐらいだ。
「今回は負けたけど次は必ず勝つからなジン」
「バン君」
ジンは未だにバン君と君付けで呼ぶ。昔は話し方や服装のせいか男と勘違いされていたようだし、そのせいかもしれない。でもそれで慣れてしまったので気にしてはいない。むしろ、自然な気がする。
「なに、ジン」
ジンの顔が若干赤い。熱でもあるのだろうか。
「僕と結婚してほしい」
ジンの言葉にバンは目を見開いた。そして戸惑いを見せる。
ずっと好敵手同士だと思っていたから。
確かにジンは格好良いと思ったことはたくさんあるが。
「僕は好きだった。バン君とアングラビシダスで戦った時から」
バンもあの時からジンに惹かれていた。でも彼とはそんなこと叶わないと思っていたから。
ジンにはきっと他に相応しい人がいるって。
「お、俺でいいの?」
「だから君に言った」
「そっか、そうだよね」
「で、バン君の答えは?」
不安げなジンの顔。そんな表情は久々に見た気がする。
バンは笑みをつくり、ジンの手を取った。
「よろこんで」