よろず2
□櫂アイ
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御曹司な櫂君×なんでも屋の弟子アイチ
アイチの性格は二期寄り
「おー、櫂か」
「ちょっと手伝え」
「え、いきなりかよ!」
「どうせ暇だろ。ついて来い」
「暇じゃねぇし!てか、ついて行かなきゃダメなのかよ」
「ダメだ」
こいつ本気だ。
「分かった、分かった、俺は離れるわけにはいかないから代わりの奴紹介してやる」
「!」
「そいつは頭もキレるし腕も立つ。なんかあったら自分の身ぐらいは守れるように仕込んであるから役に立つぜ」
「なら、そいつを貸せ」
「で、そいつはどこにいる」
「まぁ待てよ。今おつかいを頼んでんだ。そろそろ帰ってくるはず…」
「ただいま」
「おかえり、アイチ」
「先導アイチ、俺の弟子」
「こいつがか」
「はい、先導アイチは僕ですが。えっと三和さんこの人は…」
「依頼人ってやつ?」
「じゃあお客様じゃないですか!お茶出さないと」
「あーコイツに気ぃ遣わなくても平気だって」
「おい三和」
「で、コイツは櫂トシキ。昔からの友人だ。アイチは初めてだったよなこいつに会うの」
「櫂トシキ…ああ、櫂財閥の御曹司で確か叔父さんが議院さんでしたよね」
「少しは知っているみたいだな」
「アイチには上層部の人間に関する情報は全て頭に叩き込ませてあるからな」
三和は得意げに言った。
「で、アイチに一つ頼みたいことがある。俺の代わりに櫂について行ってほしい」
「え」
「俺の愛弟子を貸してやるんだ。ありがたく思えよ櫂」