Let's&go

□ネタA
1ページ/9ページ

豪と豪樹は受
烈豪・矢樹とか。
豪と豪樹は仲良しだといい。抱きつくなどのスキンシップは普通。でもあくまで友情。
烈兄貴は腹黒攻めだと思う。
烈矢はブラコン、お兄ちゃん大好きだといいよ。



「はぁあああ?烈兄貴が帰ってくる?!」
「高校は公立の進学校に通いたいって言い出してね、それにもう決まっちゃったし。正直私立だと学費が掛かるから大助かりなのよねぇ〜」

確かに兄貴の学費を払うのに父ちゃんも母ちゃんも苦労してたけど。
それに兄貴はもう推薦で合格を決めたらしく、中学の卒業式を終えたらこっちに戻って来るという。
俺の知らないところでかなりとんでもないことになっていたということだ。


烈兄貴は外面は良いけど裏では弟である俺を苛めて楽しんでいる。
俺は何度泣かされたか。それに俺はいつも皆に怒られていた。解せぬ。
外面の良い烈兄貴と比べられれば、人の判断なんて一目瞭然。皆決まって烈兄貴の味方をする。例え烈兄貴が悪くてもだ。それに烈兄貴は頭も顔も良い。(俺はただの女顔だと思っているけど)その中性的な顔立ちが女の子の人気を集めているらしい。
俺は全く逆。性格も逆で本当に兄弟なのかと言われるくらいだ。周り(特に女の子)から妬みや憎悪の目を向けられるのはしょっちゅう。気にしていないように振る舞うけど内心はかなりショックだ。
そんな肩身の狭い思いをしつつも明るく元気に頑張ってきた俺。これでも友達は結構多いんだぜ!

でもある日突然、そんな俺に神様が味方をしてくれたのか、中学に上がった途端頭の良い烈兄貴は地元ではエリートだと知られる私立の全寮制の学校へと入学するために家を離れていった。
たまに夏休みとかには帰っては来ていたけど、そん時の俺は逃げるように友達の家に転がり込んでいたから顔を合わせることはほとんど無かった。

だけどそれも束の間。

烈兄貴の通う学校はエスカレーター式で中学から大学まである。俺はてっきりそのまま高等部へと上がるのかと思っていたのに…その烈兄貴が帰ってくる。


「いいじゃない、豪も今年は受験生なんだし烈に勉強教えて貰いなさい」

あの兄貴に勉強なんて教わって見ろ。スパルタだけじゃすまされないぞ。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ