テイルズ

□鏡
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深夜0時に鏡を覗くと自分の将来の顔などが映るらしい…



ルークは鏡の前に立った。時間は23時59分。

(まさかな…)

時計の針が動いた。0時を示す合図だった。

(これでもしなにも起こらなければ、ガイの奴を笑い飛ばしてやろう)

そう思い、鏡を見る。映ったのはいつも通りの自分の姿だ。

「ほらな、やっぱしなんにも…」

何も起こらず、ホッとした瞬間鏡に異変を感じた。
ぐにゃりと鏡が歪む。歪んだ後映し出されたのは顔は同じだが、自分のような短い朱い髪ではなく長い紅い髪。ニヤリと笑みを浮かべながら黒い服を身に纏う男の姿。

「おい、お前…」
「う、わぁああああああああっ!」

その男が鏡の中から声を掛けてきた。ルークは恐怖のあまり絶叫し、気絶した。
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