よろず2

□雪燐+夜もな
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「あ、」


師匠である燐の部屋に飾られた写真立て。燐がまだ候補生の頃に祓魔塾の皆と撮った写真が入っていた。
燐の横で笑う一人の少女。

(最中に似てる…)

笑う姿が最中に似ていた。花を生け、楽しそうに笑う最中。
一番、幸せそうだった。

本当はまた一緒にいたかったけれど。

俺は所詮悪魔、あいつは人間。


「夜、なに見てんだ」
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