神に向かって中指を立てろ
□WEST3
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女郎蜘蛛「もっとも妖怪社会の中での言い伝えだけど。最高僧の証たる“三蔵”の称号を持つものとなれば不老不死ぐらいもたらしてくれるのかしら?」
そこで一旦言葉を切ると、三蔵の顎を掴み自分の顔に近付ける。
女郎蜘蛛「近くで見るとキレイな顔してるじゃない。美味しそうだわボウヤ。」
三蔵「・・・・・・近くで見るとシワまみれだなクソババァ。」
栞「フッ。」
ガンッ!!
三蔵「ぐッ」
女郎蜘蛛に頭を打ち付けられくぐもった声を漏らす。
蜘蛛「調理法が決まったわ!!ミンチにしてあげる。見るカゲもないくらいズタズタに引き裂いて・・・・」
栞「だとよ。よかったな?三蔵。」
蜘蛛「いや、アンタもだよ!」
栞に素晴らしいツッコミを入れたその刹那、
ザシュッ
どこからか飛んできた三日月型の刃が三蔵を縛めていた蜘蛛の糸を断ち切った。
蜘蛛「?!」
悟浄「やめとけ、やめとけそんなボーズ。」
悟空「硬ーし。」
里沙「煮ても、焼いても、」
八戒「食べられない人ですから。」
智絵「えっ?三蔵っておいしいの?」
悟浄「智絵ちゃーん、何か思考がちびっこ2人と同じになってるぞー?」
三蔵「余計な世話だ。」
みか「栞ちゃんもご飯全然食べないからガリガリでお肉ないよ?だから食べるところないから食べらんないよ!!」
栞「お前は黙れ。」
みか「スミマセンデシタ。」
三蔵「・・・・・礼は言わんぞ。」
悟浄「期待しちゃいねぇーよ。
『借り』は返すモンだろ?」
三蔵「当然だ。」
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