伝染掲示板


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07/22(Sun) 19:42
nerve

enigmaさん、初めまして。
私、EnigmaLoreの管理人の
nerveと申します。
私、ロアを集めている
サイトをしておりまして、
もし宜しければ
是非、御越し下さい。
貴方の御訪問を
心より
御待ちしております。


HP
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815T
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09/02(Wed) 22:07
〜背後〜
enigma




今の君に話を一つ。


忘れないで、
常にロアは木を伸ばしてる。

授は育つ。

枝を伸ばし、葉を蓄え


森は広がる


深みを増して

真実を虚偽に折り混ぜながら


…森、深く。


今だってほら、
君のすぐそばにロアがいる。

ロアは信じちゃいけないよ。
君を歪ませ狂わせる。

君の日常はロアに狙われ
狂っていく。


 

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W53CA
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09/02(Wed) 21:43
〜捨てられた玩具〜
enigma





ある少女が捨てた玩具の怪談を一つ。


少女は五歳の誕生日に、
祖母から少女によく似た人形を貰った。
その時は嬉しく、
毎日のように持っていた。

けれど少女は十歳のある時、
人形を持つ自分に恥じらいを抱いた。

五年もよく保ったと思う。
所々から綿がはみ出て、
髪を作っていた糸は数えられるほどしか残ってはいなかった。
誰が見てもその人形は、
とても歪で不気味だった。

そして少女は、自分に似た人形を
捨ててしまった。


人形は捨てられ、時は過ぎ
少女は十二才の誕生日を迎えた。
けれどその誕生日の日に、
病を抱えていた祖母が死んでしまった。

少女の誕生日は
祖母の命日となり、
少女は悲しみよりも
酷く不気味悪がった。


十二才の誕生日を迎えた次の日の夜
祖母の式も終わり、
少女は喪服を着たまま寝てしまった。

だが真夜中、
何かに起こされるように
少女は目を覚ました。
頬には冷たい汗が伝う。

妙だと少女は不思議に思ったが、
汗の気持ち悪さが優先となり
少し外の空気を吸いに
窓辺へ向かった。

そして少女は窓を開けるべく
カーテンをそっとめくると


そこには十歳のころ捨てた
少女によく似た不気味な人形が
外からジっと少女を見ていた。
所々はみ出ていた綿は、
綿でなく腸みたく生々しいもので
臓物が人形はあった。

少女は悲鳴もあげられぬほど驚き
体は震えをあげていた。

そして人形はそっと呟く。
少女とよく似た声で……
少女にしか聞こえない言葉を



 

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