エヴァ小説(短編)
□何気ない話
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放課後の校門前
いつものようにコーラを片手にシンジを待つアスカ
『はぁ、なんであいつったらあんなに心配性なのかしら、『電気を消し忘れたかもしれないから確認してくる』ですってもう一緒に帰るようになって一年になるというのに』
あいつ私の事どう思ってるのかしら・・・
フン、やっと戻ってきたわね
『遅いじゃないの、まったく・・・ってシンジ』
じっとアスカを見つめるシンジ君
『ど、どうしたのよ、急に』
慌てるアスカ嬢
しばしの静寂の後
おもむろにシンジ君の手がのびる
ジリジリとアスカ嬢に近づいてくるシンジ君
な・・・これは期待していいのかしら・・・
『アスカ・・・肩にトンボが乗ってたよ』
・・・・・・・
『こ、この馬鹿シンジィ』
『わっ、何するんだよアスカァ』
『だってもへちまもない!』
『ごめんごめん・・・さっきのトンボ、羽が紅くて綺麗だったなぁ・・・アスカの髪の毛みたいに』
『な・・・な・・・な・・・』
『このーバカシンジ〜』
どかっばきっぼこっ
両手を振り回すアスカ嬢
顔を真っ赤にしていたのは言うまでもない