etc.
□過去拍手
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SS【2ボス+エレキマン】
※ドタバタギャグ
―――節電モード―――
訪問者を確認すると、ワイリー研究所のセキュリティロックを解除してエントランスへ向かった。ライトナンバーズのロボットが、ライト博士からの資料を持ってきてくれる予定なのだ。
やってきたのは、DRN.008エレキマンだった。
『ごめんなさいね、わざわざ…』
『いえ、お安い御用…―――!?』
『え…』
『買uッ――!!』
姿を見るなりエレキマンが鼻からオイルを吹き出したので、一瞬何が起こったのか分からなかった。ここでようやく、自分の格好に気がつく。
『買nッ…!!いやっ///これはっ…!!あのっ…ち…違うんですぅ////』
と、真っ赤になってエレキに弁解した。
際どいくらい丈の短い白衣に生足、胸から覗く豊満な谷間……。一見すると【裸に白衣】という極めてイヤラシイ姿にしか見えなかった。
『ちゃんと!着てるんですっ!!中も着てるんですって!!!////』
『這買uハッ!!!』
誤解をとく為に慌てて白衣を脱いで見せたが、なんのフォローにもなっていなかった。白衣の下は、グラビアアイドルが着ているような極端に布生地の少ない黒ビキニだったから。
それを見てエレキは更にオイルを吹き出した。
『狽ォゃあいやあああぁ――――っ///違う!!違うんですううううぅ!!!!////』
恥ずかしさのあまり絶叫してしまった。動転したまま、この状態になった経緯を早口で説明する。
ワイリー基地は、費用の関係で電力不足だ。あちこちで節電しているので、基地内の温度はどこも高い。
その蒸し暑さを解消する為【超クールビズ形態】を極めた結果、このような姿になってしまったのだ、と。
それはフラッシュマンが悪ふざけ半分で持ってきた水着だったのだが、ワイリー博士が不在なので自分もついつい悪ノリして着てしまった。何よりも、この方が涼しくて快適なのだ。
『だから…///』
『そ、それはなんとも羨まし……いや、大変ですね』
『鼻からオイル吹きながら宣ってんじゃねーよ!!』
『クイック…!!』
『あー…その姿、もはや立派な露出狂の変質者にしか見えないぞ』
『メ…メタル…////』
いつの間にかニ体の赤いロボットが現れていた。居たたまれなくなり、エレキの側から離れ二体の後ろにコソリと隠れたが、後方に他のナンバーズたちが居るのを見つけてギョッとする。
『狽ソょ、ちょっと!なんでセカンド全員集合してんのよ!?』
『君が裸白衣でDRNに挑んだと聞いて』←バブル
『シャッターチャンス狙って来た』←フラッシュ
『ヒマだもん。こんな楽しいエンターテイメント、他に無いでしょ?』←ちびっこ三体
『……(沈黙は金なり)……。』←エアー
お、お前ら〜〜〜〜!!
もはや、野次馬以外のなにものにも見えない…!!
→続?
前後にもうちょっと続きの話がありました。書きたかったシーンを抜き出しただけ(笑)。いずれ再構成してupしたいと思います。