黒子

□次は
1ページ/1ページ

※50Qを読んで突発的に思い付いたブツ。
捏造とネタバレあります。
嫌な方は見ない方がいいですよー。



::::
誠凛対桐皇の試合は20点差で桐皇のリード。
ただでさえ圧されていたのに、青峰が入ってからは更に手に負えないようだった。
今は黒子が入り点差を縮めつつあるものの、これで簡単に逆転勝利になることはないのだろう、と高尾は客席から試合を見ていた。
黒子のミスディレクションと加速する(イグナイト)パスは確かにすごいが、それで青峰が止まるとは思えない。
そう思っていた通り、加速するパスを出そうとした黒子の前に青峰は立ちはだかり、更にパスも止めてしまった。
そのままディフェンスをものともせずゴールまで走り、火神・黒子のブロックをたやすく破りダンクを決める。

「…取りやがった」

ミスディレクションも加速するパスも自分は攻略できなかったのに、彼はあんなにも簡単に打ち破ってしまった。
悔しさが胸に広がるのは、間違ったことではないだろう。
複雑な思いで青峰を見つめていると、青峰は誰かを探すように客席を見回し、ある一点を見ると声には出さず口だけを動かして強気に笑った。
ある一点とは自分がいるその場所で、なんで見つけられたのかと高尾は驚き、そして悔しそうに顔を歪めた。

「あー!アイツ意味わかんねーし!」
「高尾、静かにしろ」
「だってアイツ、青峰!意味わっかんないですよ!なにが…」

なにが…「取ってやったぜ、カズ」だよ。

「俺だって次は取れるっつーの!」
「おー、頼もしいねぇ」
「本当ですってば!」

そう、次はちゃんと取ってみせる。
緑間のシュートだって落とさせないし、みんなの邪魔もさせない。
お前らなんかに負けてなんかやらない。

「みてろよ」

そう言った高尾の顔は先程までの悔しそうな表情と違って、晴々とした表情だった。

END

::::
50Qでリコちゃんの高尾くんでもとれなかったのに発言で妄想してしましました。
この二人が知り合いだったら萌える、青峰くん桃井ちゃん高尾の3人が幼なじみだったら可愛いかもしれない、という欲望から青峰くんは高尾を「カズ」呼びです。でも名前呼びもいい…←
091219


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ