おはなし

□恐怖
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何度か
唇に落とされるキス

わたしの身体を
焦らしたり噛んだりしながら
柳の舌が這う

そのたびに
ビクっとなって
それが
すごく恥ずかしくて


「やだあ」


「やだ?」

「やじゃない…」


そうやって
短い会話をしているうちに

わたしの下半身への
優しい愛撫が始まる


一生懸命
指や舌で気持ちよくしてくれる柳と

それに応える
わたしの身体と声が
高まってきたところで

柳の指が
ゆっくり入ってくる
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