09/25の日記
18:18
03*お部屋にて
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そんなこんなで小梅の家にやって来たまめにん4人。
『さーて……。連れて帰ったは良いものの。これからどうするかねぇ』
「うまい!」
「あまい!」
小梅の部屋。4人は机の上でシュークリームを頬張っていた。
(取り敢えず、文次郎も食べてくれて良かった)
相変わらずむすっとしているが、シュークリームは気に入ったようだ。
皆お腹が好いていたようで、半分こした抱えるほどのシュークリームも見るみる減っていく。
『慌てなくてもいいよ』
かわいいなぁ。でもなんであんなところにいたのかな……。
「なぁ小梅。しろべーが眠たそうなんだが」
『え?』
見れば、シュークリームを握ったままうとうとしている。
「疲れちゃったんだね」
よしよしと伊作が撫でても、「んー」と言うだけ。
『皆も疲れてる?』
「うん」
「野良猫に持っていかれそうになったりしたもんな」
「あれは危なかったね」
『そ……そうだったの。
どこをベッドにしようかなぁ』
「あれ、あれがいい!」
小平太が指差したのは、床に置かれたビーズクッション。
「いけいけどんどーん!」
「うわぁあ!」
『ええぇえ!?』
小平太が四郎兵衛と伊作を小脇に抱えて大ジャンプ!
ばふっ!
「わぁ!」
「柔らかい!」
「なんだこれ!」
きゃっきゃっとはじゃく三人。
『こらー、暴れないの!』
踏んづけては大変と机の上に移動させる。
「浮いた!」
「飛んだ!」
「わぁ!」
至って楽しそうな三人。
「文次郎も乗る?」
「……頼む」
おぉ喋った!
手のひらに乗せ少し高さを出すと、クッションに跳び移った。
流石忍者のたまご。小さいながらも身体能力は相当のものらしい。
『じゃあ私は夕御飯食べたりお風呂入ったりしてくるね』
「おぉ!」
円状に寝転がったまめにんたちにミニタオルをかける。
「小梅お休み!」
『おやすみなさい』
色々教えほしいけど、また明日。
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