10/11の日記

23:10
10桃*帰宅
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 その後三人は楽しく語らい帰宅時間を迎えた。


『んじゃふたりとも。みんなのことを宜しくお願いします』

『潮江のことは任して!』

『頑張るよ!』


 ビニール袋を逃れ、各々のカバンの中から顔を覗かせる文次郎、伊作、四郎兵衛。


「じゃぁな、もんじろー、いさっくん、しろ。頑張れよ!」

「小平太、おまえは小梅に迷惑がかからないようにしろよ」

「わかってるって!」



 …………



『ただいまー……。誰もいないか』

「ぎーん……」

『潮江、大丈夫?』


 ここは桃子の家。

 カバンの底で大人しくしていた文次郎。優しく荷物を下ろすと中から這い出してきた。

 電車の音や自転車の揺れでぐったりだ。


『取り敢えず、お風呂にする?』

「おぉ!
……ってお前こんな所で着替えんなっ」

『部屋着部屋着』


 慌てて背を向ける文次郎。……っと


「ぎーん!!?」

『お風呂行くよー!』


 後ろからきゅと拾い上げるとお風呂に向かった。





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