小説

□容疑者R,F,
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R、F「……むしゃくしゃしてやった。後悔はしていない。」

(麓介視点)


それは、昨日の昼休みにまで遡る。

例の如く、オレはアシタバと一緒に保健室で飯を食っていた。 他のヤツ? 知るか。

それで、アシタバが唐揚げを口に運んで、美味そうに咀嚼しているのを見て、癒されつつ、俺も食べてみたくなりいつもの要領で交換してくれと頼む。オレのみょうがと。 

『だ、駄目・・・。』

今まではいつも巧くいってたし、オレのアシタバへの愛が入っているから大丈夫だと思っていたら、断わられた。

 いや、いつも一言目は断わっているが、それとは明らかに雰囲気が違う。 こりゃ、折れることはなさそうだ。

『せめて、伊勢えび級のじゃないとダメだよ』

だから、その日の夜、オレは料理長に いつもは内容は全て任せてる弁当に、伊勢えびをリクエストしておいた。
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