小説

□初夢は叶うもの…?
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夢の中で……オレはアイツと一緒に歩いていた。 俗に言うデートってヤツだ。

アイツは幸せそうに微笑みながらオレの横に並んでいた。

俺達は、某ねずみの遊園地に入り、スプラッシュ山に一緒に乗った。

周りの景色よりアイツのコロコロ変わる表情をずっと眺めていたのをよく覚えている。

それで、遊園地の近くのレストランに入ろうとした矢先、あの憎き兄貴が現れたんだ!

その兄貴は、オレの、オレだけのアイツを奪ってホテルに連れ込んだんだ…!!

アイツが山蔵に連れられながら、笑顔でいた瞬間に目が覚めた。

悪夢はなんかの暗示だと前TVでやってたが、こんなのに意味があるだなんて考えるだけでもめんどくせぇ。早く忘れたい限りだ。

そう思いながら、ふと空腹だと気付く。夢でレストランに行こうとしてたからか…?

だからお婆たちを呼んでたら、ふと山蔵の荒声と、


アイツの声が聞こえたんだ。
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