小説

□バカとクイズとバトルロイヤル
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「「「クイズ大会!?」」」
鉄人がそんな事を言い出すなんて珍しい。
「あぁ、それで優勝した者には、如月グランドパークのペアチケット+神無月ロイヤルホテルの宿泊券が与えられる。
想いを寄せている奴と一線を越える為に使いたくないか…?」
「「「うぉ〜〜〜!!!欲しい〜〜〜!!!!!」」」
皆のテンションが一気に上がる。
でも、あの鉄人なんだ、何か裏があるに違いな「このチケットは元々行事の景品に使おうと思っていたんだが、出し惜しみしている内に有効期限が今週末に迫ってきてしまってな。仕方なく簡素なイベントを開く事にしたんだ。」
な〜んだ、そっか。

「鉄人、悪いがオレは止めておく。 ホテルまでセットになんてされたら、今度こそオレはあいつに……!!」
雄二は霧島さんに取り返しのつかない関係にさせられるかもしれないのが怖いみたいだ。
「霧島については大丈夫だ。今週末は学校の特別教材と偽って学校に閉じ込めておく。だから張り切って勝って奴を好きにしろ!!」
「……乗ってやるぜ、鉄人!!」
「その意気だ!」
もの凄くあっさり乗せられちゃってるな雄二のヤツ・・・
「ワシも参加させてもらおうかの。」
「…………撮影現場として、適切。」
秀吉とムッツリーニも出るみたいだ。
「僕も出させてもらいますよ、西村先生。」
「!! わ、私も出ます!!」
「ウチもよ!!」
結構みんな出るみたいだ。何故か一人だけAクラスの人間がいるけど…じゃぁ僕も出よっと。
「僕も出ま「お前はだめだ。」すってなんで!? なんで僕だけでられないんですか!!?」
「お前はしょうh…じゃなくてサッカーゴールを片づけて来い!!」
こんなときに雑用なんて…
仕方なく教室を後にした。
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