小説

□王者とゲストのラブラブデート!!?
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『か、、カズマ君!!?』

『ケンジさん、どうしたのこんな所で?』

『キ、キングカズマ!!!て、てめえ・・キングにちくったな!!』
ぼくに喧嘩を売ってきたアバターが、てっきり僕が呼んだものと思って更にいちゃもんを付けてくる。
そんな様子を見るとカズマ君はそのアバターに対し声を掛ける。

『ねえ、あんた・・』
『キング!?俺に話しかけてくれt・・・・ひっ!?』

声を掛けられた不良アバターは、一瞬有名人に話しかけられたと喜びかけるがカズマ君の雰囲気を見て一気に顔が青ざめていった。

キングカズマは一切エモーションなんて使っていなかったが、彼からは明らかに怒りのオーラが出ていた。
さっきは何も知らなかったふりをしていたが、きっと彼を追い払うためにわざわざ来てくれたんだろう。

『ケンジさん、困ってる。いい加減にしないと・・怒るよ?』
『す、すいませんでしたぁ〜〜〜!!!』

カズマ君に気圧されていた彼は、あっさりと逃げて行った。

『ありがとう、カズマ君。』

礼を述べると、カズマ君はまた白を切る。

『? 別にオレは何もしてないけど……ケンジさんに絡んでた奴が勝手に逃げただけだよ。』
やっぱり、わざわざ来てくれたみたいだ。

『ふふ、そのくらいカズマ君は強いんだね。 ボク、改めて尊敬しちゃうよ。』

『っ/// そ、そうだ。ケンジさん、せっかく会えたんだからしばらく一緒にショッピングでもしようよ。 別に用事とかないでしょ?』

『本当!!? 全然いいよ!!!! じゃぁ、アバターアイテム屋さんに行こうよ!!!!』

かくして、キングカズマと仮ケンジのデートは、始まった。

そして、それの様子を見ていた野次の一人が
『こ、これは生放送のいいネタだ!!!!』
と某動画サイトでリアルタイムで放送・実況し始め、騒ぎが大きくなっていったのである。。。。
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