リクエストBOX

□片翼の天使
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俺と君は二人で一つ…
そのために作ったシルバー・アクセ。
いつまでも繋がっているためのおまじない…



〜片翼の天使〜

朝は9:00に出勤。
ビルの一階にあるスタバの店員にはすでに顔を覚えられたぐらい常連になってしまった俺。



頼むのはいつもカプチーノとベーグル。
男ならブラックで!って感じだろうが、俺はミルクを入れないと無理…。



袋に詰めてもらい、エレベーターに乗る。押す階は38階…
俺の会社は36〜38階までを使用している宝飾メーカーだ。



チンッ


「「お早うございます!!」



「おっおはよう;…毎朝いいのに…(汗)」



毎朝エレベーターホールの前に並ぶ女性社員にはいつもいいといっているのに、かならず両側一列に並んで待っている…




「いえ!私達は緋村社長の僕ですから!」



「僕って(汗)……まぁ、ありがとう。みんな仕事に戻って」



「「はーいVv」」





社長室に入ると、秘書の恵さんが目に入った。スミレ色のスーツが良く似合う黒髪の女性だ。

「おはようございます緋村社長Vv」


「おはようございます。恵さん。今日の予定はどうなってる?」



自分の席に着き、机の上の作品に目を通す。今度の春に向けてのデザインの企画書である。


「今日はメリープ氏との昼食会、午後には技術部の相楽とのミーティング、夜は特に予定は入っていません」




「そぅ……分かった、もぅ恵さんは下がっていいですよ?」



ノートパソコンを開き、まずメールを送る…それは何よりも大切な朝の日課。


「これでよし、あとは送信!っと…」
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