リクエストBOX

□甘えて?
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いつもと変わらない葵屋……。ある部屋では本を読む男の姿……。本を棚に戻し部屋をでる。





「おはよう!蒼紫様!!」





「あぁ」





「蒼紫様…?」





いつも表情がない蒼紫だが、今日は何か様子が違う事に操は気がついた。廊下を歩いて行く後ろ姿を首をかしげて見つめてる。





次の瞬間!





コテッ!




蒼紫ともあろう者が段差に足を引っ掛けたのだ。もちろん倒れはしなかったが、明らか様子が変だ―――。







その後も、箸を逆に持つわ、自分の部屋を間違えるわ、本を読んでいるのかと思いきや逆さに持っていたり………。





「蒼紫はどうしたんじゃ?いつもと様子が違うように感じるのじゃが…」





「そう!さっきからドジってばっかり…きっと何かあったのよ!私ちょっと見て来る!」





朝からの様子を伝えたあと、爺の部屋を勢い良くでて蒼紫の部屋にいった……ものの、どうしたものか操には分からなかった。
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