リクエストBOX

□鼠色のアスファルト
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「ヒムラさん…どうしたんですか?」


突然後ろからかかった声…驚きはしたが、誰なのかはすぐに分かった


「薫ちゃん…大丈夫、何でもないよ。それに、ヒムラさんじゃなくて剣心でいいよ」



本当は冷静なんかじゃない、でも格好悪い姿を見せるのは嫌だった




「じゃっじゃぁ…けっ剣心////」



突然名前を言われ、ドキッとした俺の顔は紅くなり、気持ちを隠す事が出来なくなった


「明日は…薫ちゃんのために頑張ってくるよ////」



捨てゼリフのようなものを言ってその場を離れた。彼女の顔は見られなかった……




(俺ってこんな可愛い奴だったっけ?////)






今日は練習も早く切り上げ、左之と一緒に鍋パーティー。途中で左之の恋人で元トップクウィーンの恵さんがやって来たので、俺は家に帰る事にした。





(明日はかならず勝たなきゃ…)

今まで勝ち負けを気にした事の無い剣心が初めて勝負を気にした試合になりそうだ………





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