リクエストBOX

□時雨に見つけた
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「おいでやす〜。あんさんも濡れてますなぁ〜少しお待ち下さいな」



女将はまた中に入っていって、拭くものを持って出てきた



「ど〜ぞ」




その男は大柄で、白いマントを羽織り腰には刀が差してあった。髪は黒く腰まであるのでないかと思うほど長いのを一つに縛っていた。




ふと顔を見るとこれがなかなか顔の整った男で、二十歳〜三十ほどに見受けられた。

と、瞬間目があった




「なんだ?」






「いえ・・・この町では見かけない顔だったので・・・」
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