消化したお題達
□鍵をかける
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いつも通りの応接室。
いつだれが入ってくるかもわからないこの部屋で、どうして今俺が脱がされてるのか。
うん。よくあることなのだけれど、いつも思う。
「あの…雲雀さんっ…鍵っ…かけてください…!」
「…やだ。今すぐしたい」
「いや、だって鍵かけるのなんて1分も…」
「その1分だってもったいない…」
「だ、だって、ほら…草壁さんとか…他の風紀の人とか…」
「ぐだぐだ言ってないで。見たかったら見せれば良いでしょ」
(無茶言ってる!)
これが毎度おなじみのやり取りと化して早1年。
誰にも開けられることなく今まで無事だったのは、雲雀さんが前もって草壁さんや他の風紀の人たちに命令してたのか…
たまたま運がいいのか。
俺にはそのあたりを図ることなんてできない。けど…
「っ…!ちょっ…と、待ってくださいっ…雲雀さん…!」
「何」
雲雀さんは、舌先で俺の胸の先端を舐めながら眼だけをこちらにむけて睨みつけた。
「やっぱり、鍵っ…閉めて…」
「もう無理…」
「っん!」
雲雀さんの歯が先端を甘噛みする。
その瞬間、ゾクリと全身が震えた。
「あっ…ぅ…」
「女の子でもないのに胸だけでそんなになっちゃうんだね。君」
雲雀さんは俺の手を頭の上で押え、舌と指先で執拗に胸ばかりを愛撫した。
「そこ、ばっかり…っ…嫌、だっ…」
摘ままれるたび、擦り上げられるたび、体が過剰に反応していく。
それを楽しむ様に雲雀さんは俺の胸を弄っていた。