消化したお題達
□鍵をかける
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「じゃあ、どこが良いの」
「っ…!」
雲雀さんは意地悪く俺の腕を解放して、ソファに背をもたれる。
「どこに触れてほしいのか、君自身で僕の体に触れてみなよ」
言って、雲雀さんは動くのを止める。
俺は、恐る恐る雲雀さんのズボンに手をかけると、目の前に現れたそれに指を這わせた。
「舌も使って」
「っ…ん…」
情けないけれど、言われるがままに雲雀さんのそこに舌を這わせる。
この一年で完全に体に叩き込まれた愛撫の仕方。
少しずつ、アレンジを加えながら雲雀さんのそれを愛撫した。
最初のころはほとんど表情が変わらなかった雲雀さん。
それでも最近は少しずつ表情が変わるようになってきた。
「上手くなってきたね」
雲雀さんの手が俺の頭をなでる。
そのまま、緩やかに上下し、雲雀さんを上目使いに見上げると、雲雀さんはじんわりと汗を浮かべて俺を見下ろしていた。
(見られてる…)
そう思うだけで胸が高鳴り、体が熱くなる。
雲雀さんは、ぐっと俺の体を抱きあげるとまだ慣らしてもいない俺の入り口を無理矢理にこじ開けた。
「…―!!!」
声にならない一瞬の痛みと、その直後に襲ってきた圧迫感。
でも、思った以上の痛みは来なくて、すぐに快感に飲み込まれた。
「んぁ…!あ!いっ…ひば、りさ、っ…!」
「なにっ…綱吉…」
「っ!」
「君、最中に名前呼ばれるの好きだよね…ここが良い具合に締め付けてくる…」
「いやっ…だ…あぁ!」