□手にあるものは・・/カノミハ
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深いキスをまた一つ。
「ん …ぁ はぁ しゅう…ちゃ」
(……)
上がる吐息
涙ぐんだ瞳
紅潮した頬
苦しそうに紡がれる自分の名前
廉の全てが‘触れたい’に繋がってしまう。
だから抱きたい・廉が欲しいそう思ったのは本当。
二人っきりでしかも記念日。こんな絶好の機会を逃せば一生後悔するに違いない。
(………でも……
こっからどーしたらいいんだ!!)
(経験なんてねーし、なのになんでこんな俺 押し倒すような体勢になってんだ!!?
織田のエロDVD一緒に見た事もあっけど…でもあれは女だし。
男って違うのか??
ってか廉 嫌がってなかった…よな?
…触れていいかな、
………触れたい!)
心臓がバクバク脈うってるのが分かる。
ぐるぐる俺が考えてる間に「し 修 ちゃん??」
自分の上で突然動かなくなったことに不安げな廉の声が聞こえてくる。
しかも…
「フヒ// しゅ 修ちゃん 大好き//」
なんて蕩けきった顔で言われれば今までぐるぐる考えてたことが一気に飛び散ってしまった。
「〜〜っ///廉の馬鹿!!
もー知らね。止めねぇからな!!」
廉は首元に再び抱きしめ コクンと頷いた。
顔中に優しくキスを降らし首元に自分のものとなる印を何度もつける。
恐る恐るといった手つきで廉の服の中に手を忍ばせ胸の突起に触れると「ぅあっ…」
唇を噛み締め服をまさぐる感触にぐっと我慢していた廉が大きく反応を見せた。
(おっ? 廉 気持ちぃのかな!?)
そのまま廉の耳をくちゃりと舐める。
「あの や …修ちゃ 待っ…くすぐったい。」
廉の制止の声は耳に届いたけど頭には届かず そのまま 執拗に胸の突起 と耳を攻め
「やぁ あ …待っ …て//」
「なに?廉 、……いや?」
「んぅ い いや…じゃない……けど…は 恥ずかしい///」
真っ赤になった顔を隠して小さく呻る廉を見て余計に煽られてしまった。
「廉 …可愛い…」
思わず囁くと 廉の体が大きくびくんと跳ねた。
(…つーかもうオレのが限界……廉は?)
胸の突起に触れてた手を下にずらしある一点に触れてみる。
「ふぁ///」
(…あぁ廉も…)
そう思うと同時にそこを直に触れた。
「やぁ 修ちゃ //そんな とこ …あ …やぁぁ///」
廉は嫌がったけど
もう止まる気がしなかった。
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