□手にあるものは・・/カノミハ
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「しゅ 修ちゃん////…好き。」


俺は今まで生きてきた中で一番の試練に立たされてる……そんな気がしてならねぇんだ。

今俺は廉の上にいて、ガキの頃から特別だった廉が目元を赤くして俺の首元に抱き着いてくる。


廉と所謂、恋人同士となってから早くも半年を迎えた今日−…ついにこの日がきてしまった。




話を戻せば今日はお互い休みが被り久しぶりに廉と出かけた。
今日は付き合ってなんだかんだと半年がたつ記念日っとゆーもんだから俺は今日結構気合い入れてたんだ。

畠からオススメの映画を聞き廉と映画を見た。洋画だったし結構話も難しかったから廉は途中寝てしまったけど、でもその後街をぶらぶらしてその間いっぱいしゃべって…廉は本当に楽しそうに笑ってたんだ。

「修ちゃん 今日泊まる
よね??」

「ん?おぉ。明日部活午後からだしな」

「ウヒ お 母さんもね しゅ 修ちゃん来てくれるの 楽しみしてた よ」

そんな話をしながら廉の家についたんだけど おばさんの姿はどこにもなく変わりに一枚の紙切れが机の上に置かれていた。

¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
廉。
御免ね、ちょっとおじいちゃんの所にお父さんと一緒に行かなくちゃならなくなったから行ってきます。ご飯は冷蔵庫に入ってるからチンして修悟君と食べてね。
今日は帰ってこれないからちゃんと廉がしっかりするのよ。

¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨

廉と今晩二人っきり。
考えもしなかった状況に俺はただ自分の理性が保つかどうか一人不安でいた。


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