西浦

□ある日の部室にて
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「なぁなぁ三橋〜、男のグッとくるところって三橋はどこだと思う〜?」

「??…グッ??」

「ん〜とだなぁ〜、同じ男としてここかっこいいとか憧れるとか思う所とかな!!」



西浦野球部部室にて今日も一日の練習が終え、早くも着替え終わった田島は部内一着替え終わるのが遅い三橋の近くに今日も今日とて三橋の首にくっつき戯れる。

そんな様子にいち早く動いたのは、今回は近くにいた泉。


今回はというのは、たいていこーゆう時の田島を引き離すのは花井、阿部、栄口、泉ともはや決まっていた。

「たーじま。止めろって!!
三橋着替えれねぇだろ。」

そう言って三橋から田島を引きはがせようとした時、「………めがね」と小さく三橋が言った。

それにいち早く田島が気づき、
「眼鏡?三橋眼鏡がグッとくんの!!!?」

「う…うん//
眼鏡 かっこいい よ///」
「そっかぁ〜眼鏡かぁ!!
あっ、花井がかけてるよな!!」

「うん は花井君 眼鏡似合ってて すっごく かっこいい//// ウヒ」


顔を赤らめて花井に向けて可愛い笑顔を見せた三橋を見て花井が三橋より真っ赤になって嬉しそうにしてたのはもはや言うまでもない。
完璧に二人の空気な現状にそれまで田島と三橋の話を聞いてたらーぜ達・・・

阿部は眉間にシワ残るぞってくらい凶悪な目で浮かれる花井を睨んでおり、

栄口は笑顔なんだけど後ろから黒いものが出ていて、それに気づいた水谷は青い顔して震えており、

泉は「チッ…花井のくせに浮かれてんじゃねー。」なんて毒ついており、

田島は「ふ〜ん眼鏡かぁ」なんて何かを考えていた。


そんな様子にみてみぬ振りをするのは西浦常識人。でも心は一緒。(((眼鏡ね)))なんて考え中。

普段は花井もこちら組みだが今回ばかりは皆が好きな三橋にかっこいいと言われ

(眼鏡かけててよかったぁ//)など一人踏ん反り返ってたそうな。






次の日・・・
三橋を除く西浦野球部全員が各々自分に似合う眼鏡をかけ三橋にかっこいいと言われる妙な光景が結構続いた。




マネジであるしのーかが三橋にそれとなく「どうして眼鏡なの?」って聞いてみると、「お父さん みたい だ から だ!!」
っと少し的を外れたような答えが返ってくるのを、かっこいいっと言われ浮かれてる彼らは………まだ知らない。。
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