西浦
□勝者の歌声
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「…っーわけで今日の部活なくなったから!!
ゆっくり体休ませろだってよ」
昼休みのこと・・
西浦高校野球部主将の花井がくっつけた机の上でおのおのの飯を食べている9組3人組+援団長グループに告げる。
花井の後ろにいるは阿部と水谷。「暇だったから」っという理由で花井と一緒についてきているが阿部の目的は違うだろう。。
阿部の視線の先には今しがた唐揚げに夢中な三橋しか写ってないのだから・・。
それはさておき、いつものように部活の行事連絡がないか事前にしがぽに聞きに言った花井は、ももかんの用事で部活できなくなったことを聞き他クラスのチームメートに告げて残るは9組だけとなり連絡しにきたのだ。
「れ 練習 休み…か。」
普通なら練習休みというのは部活動に入ってる奴らにとって良い知らせなのだが 見るからに落ち込むのは西浦エース三橋である。
「まー三橋、仕方ねぇって。明日になりゃまた投げれるんだからさ!!今日はゆっくり休もうぜ」
「泉のゆーとーりだぞ、三橋!!
ん−でもそっかぁ休みかぁ。
… なーなー!!ならさ皆で今日カラオケ行こうぜ!!」
「田島、お前なぁ−。
俺の話聞いてたか??体休めろって言ったんだぜ!?」
「まーまー花井。
カラオケぐらいならいいじゃん。
俺も田島に賛成だよ〜
久しぶりにカラオケ行きたい」
「俺も。三橋も行くだろ?」
「うぉ い 行きたい」
「ほらな−!!水谷も泉も三橋も行くって、花井も行くだろ!!?(ニカ」
「…ったく。分かったよ行くよ。阿部も行くだろ?」
「あっ!?俺行かねぇよ。」
「えー阿部行かないの〜。カラオケ楽しぃのにぃ。」
「うっせぇクソレ。
なんでカラオケなんか…「…あ 阿部く カラオケ 行かないんだ…。 お 俺 皆で… 阿部く カラオケ……嫌い?」
チームメートの誰もが可愛いがり大好きな三橋から涙をたえて服をつかまれ言われれば三橋主義者な阿部が・・
「//行く」
そうなるのが当たり前である。
「よっしゃ!!なら俺他の奴らも誘ってくるよ。
あっ浜田はバイトなんだよな〜?」
浜田が寂しげに頷く姿を見て、田島が教室から元気よく出ていった。
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