西浦
□聖なる夜に/イズミハ
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今日はX'mas。
世間では恋人達の一代イベント…そう言われる通り街を歩けば寄りそうカップル達で賑わいをみせていた。
そんな中オレはどの家からも賑わいの色が見える帰路を一人歩いていた
ほんとは今日部活が終わった後、泉君と過ごす約束をしていた。
昨日のイヴは皆で田島君の家に集まりX'masパーティをすることになってたから、クリスマスにデートしようって、そのまま三橋ん家泊まるからって約束してたんだ。
だけどイヴの前に泉君が風邪を引いちゃって…
俺だけクリスマスパーティに参加して皆とわいわいするのなんて嫌だったから「参加しない」って田島君に言ったら それを田島君から聞いた泉君から電話かかってきて怒られてしまったんだ。
俺だって皆と遊ぶのはすっごくすっごく嬉しいし楽しみ。だけどそこに泉君いなきゃ……淋しいのに、泉君は「参加しろ」しか言ってくれなかった。
ハマちゃんもきてX'masパーティは本当に盛り上がっていた。
俺も楽しくて笑ってたんだけど…やっぱり泉君がいないのが寂しくて…
それに気づいたハマちゃんと栄口君が俺の側にきて
「三橋 元気だせよ、な!?泉なら大丈夫だって。あいつが三橋と過ごすクリスマスをなしになんてしねぇって、明日になったらケロってしてるよ〃」
「そーだよ。風邪治すために今日泉参加してないんだし、三橋に楽しんでほしかったから参加しろって言ったんだから 三橋がそんな顔してたら泉悲しむよ?」
「う、あ ありがとぉ ハマちゃん 栄口くん。オ、俺楽しみにしてたけど い 泉君が治るなら 明日は別にいいんだ。だ だから 早く 元気になっ、てほしい…」
「そーだね。
大丈夫だよ、きっとすぐ治るよ」
そう言って栄口君は頭をポンポンとなでてくれた。
「なーなー!!俺いぃこと思いついたんだけど(ニイ」
チキンを食べながら加わってきた田島君が俺の前で腰掛けて
「い、いこと??」
「そ!!三橋が泉ん所にあいに行けばいいんだよ!!!」
「だけど 泉君 風邪うつるから会いにきたら駄目だ ってい 言われた」
「だからなッ♪
〜〜〜〜って言うこと!!!な?よくね??」
それを聞いてた栄口君もハマちゃんもその案にのって、俺はクリスマスに泉君の家に訪れることにした。
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