西浦

□最後にとっておく方/イズミハ
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−…最悪だ。何だこの現状…

ドアを開けるとそこは楽園でしただなんていう言葉がクラスの女子が読んでた漫画にあったが、あんなのは嘘だ。俺は今玄関を開けた先での光景なんて見たくない。
幻だったらどんなに嬉しいことか…。




今日は日曜日。ちょうど今週からテスト期間な為練習が休みということも兼、恋人である三橋が家にくることが決まっていた。
そして三橋の親が出張でいないらしいから夜は三橋の所に泊まって、だいぶご無沙汰だった恋人らしいことも期待してしまうのもしょうがないことで。。
とにかく今日は一日中三橋と二人っきりでのんびりと恋人らしく過ごす予定で、この一週間どんだけ楽しみにしてたことか。


約束していた時間に呼び鈴がなってお袋が出ようとしてた所をより抜き、玄関を開けた瞬間 俺の予定が音をたてるように崩れ落ちた。

そこには呼んでもない奴らが三橋を間に入れニコニコと並んでいたから…

(ハァ。こいつらにばれないよう計画立てたのに)


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