小説(短)

□おめでとうを一緒に囁いて
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考えてみれば、この日からなんだかみんながよそよそしかった。
ルルーシュが妙に優しくしてきたり、スザクがいつも以上に僕に沢山構ってきた。
ミレイさんも今日からしばらく僕の仕事は無いと言って生徒会室への出入りを禁じてきた。

(みんなは僕に絶対何か隠しているな。)

そう思ってしまっても仕方が無いくらい明らかにみんなは変だった。

「と言う訳なんですけど、スザクから何か聞いていませんか?」

あんまりにも暇だから特派の研究室迄来てしまった。
そして、僕が話しかけているロイドさんはなにやら御取り込み中らしい。

「さぁ〜、僕はなんにも聞いていないよ〜。それよりライ君、今からKMFのシュミレーションやっていかない?」

目の前のロイドさんは何故だかとても楽しそうに僕に寄ってきた。

「今日のところは遠慮しておきます。じゃあ、おじゃましました。」

「あっ、そうですか…。それじゃ、お疲れ様〜。」

短い会話を終えると、僕は特派の研究室を出ていった。
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