書庫(短編)
□ご挨拶はやった方がいいに決まってる
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「はい、銀さんです。どうぞよろしく」
「そんな挨拶があるか!ちゃんと挨拶せい。最初じゃぞ、それくらいしっかりと挨拶しなんし」
「そんな気張んなくたっていいんでないかと思うがね。ま、仕方ない。坂田銀時です。どうぞよろしく」
「死神太夫・月詠でありんす。以後よしなに」
「で、この場は何するわけ?フリートークでもする?」
「こちらへ来ていただいた客人への挨拶と、ここの趣旨みたいなものを説明するんじゃ」
「そうか。じゃあ、ちゃちゃっとやりましょうかね。俺たちが何者であるかは、省略しまーす。この場はね、一話完結のお話が入る、予定になっています」
「わっちらの日常話などが描かれる予定になっておるらしいの」
「日常話って言ってもさ、あれなんじゃね?グダグダで終わったり、あやふやに終わったり」
「管理人が言うには、基本ハッピーエンドで終わるつもりじゃから。何ていうか、ほのぼの系みたいでありんすな」
「あのさ、お前それでいいわけ?」
「何がじゃ?」